お知らせ

2020.06.01 [プレスリリース]

医用画像診断支援AIプラットフォームにて、 エルピクセル社との業務提携に合意、EIRL aneurysmのサービス提供開始

株式会社NOBORI(本社:東京都港区、代表取締役社長:依田 佳久、以下「NOBORI」)は、エムスリー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:谷村 格、URL:https://corporate.m3.com/、以下「エムスリー」)と手掛ける医用画像診断支援AIプラットフォーム事業において、エルピクセル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:島原 佑基、以下「エルピクセル」)と業務提携を行うことに合意しました。本提携によりエルピクセルが開発、提供する深層学習を用いた医用画像解析ソフトウェアEIRL aneurysmをNOBORIとエムスリーが提供する医用画像診断支援AIプラットフォームの第1号のサービスとして提供開始します。

1.EIRL aneurysmの概要

 医用画像解析ソフトウェアEIRL aneurysmは、脳MRI画像から「脳動脈瘤」の疑いがある部分を自動で検出し、医師の診断支援を行うソフトウェアです。疾患部位を陽性と正しく判定する指標である「感度」において、医師単独で読影した場合の感度68.2 %に対し、本ソフトウェアを用いて読影した場合は感度77.2 %と診断精度の向上が認められ、深層学習を活用した脳MRI分野のプログラム医療機器として、日本国内で初めての薬事承認を取得いたしました。最終的な診断は医師が行いますが、本ソフトウェアを用いることで、医師の負荷を減らし、見逃しを防ぐなど、効率的で正確な診断ができる環境の提供を目指します。

2.利用イメージ

 今回、医用画像診断支援AIプラットフォーム上でEIRL aneurysmを提供開始することにより、エムスリーエッジサーバー(※)を通じて簡単に脳MRI画像の診断支援サービスをご利用いただけます。今回の業務提携を通じて、エルピクセルとの連携を一層強化しながら、診療現場でのEIRL aneurysmの活用を促進し、診療に向き合う医師や患者の安心・安全への支援、そして効率的な医療の実現に貢献できるよう努めてまいります。

※NOBORI Cube導入施設でも同様にご利用いただけます。

EIRL aneurysmのサービス提供開始

エルピクセル株式会社について

 エルピクセル株式会社は、ライフサイエンス領域の画像解析に強みを持つ東京大学発のベンチャー企業です。医療・製薬・農業などのライフサイエンス領域に対して画像解析技術とりわけ人工知能技術を応用することで、高精度のソフトウェアを開発してきました。現在、東京大学や国立がん研究センターをはじめ複数の医療機関と連携し、人工知能を活用した医療画像診断支援技術EIRL(エイル)の研究開発を進めています。

エルピクセル株式会社の詳細情報はhttps://lpixel.net/をご覧ください。

エムスリー株式会社について

 日本の医師の約9割が登録している医療情報配信ポータルサイト「m3.com」を運営しており、製薬業界を中心にマーケティング支援サービスや治験支援サービス等を提供しています。また、米国、英国、中国など海外への事業展開も積極的に進めています。2017年4月にはM3AIラボを発足し、画像診断を含めたAI医療機器の開発支援など先端医療分野での事業拡大を推進しています。

エムスリー株式会社の詳細情報はhttps://corporate.m3.com/をご覧ください。

本件に関するお問い合わせ先
株式会社NOBORI
Tel:03-4405-7834 e-mail:ai-sales@stg.nobori.ltd